ホームイベントキャンペーンVictor Jazz Cafe

Victor Jazz Cafe - ビクタージャズカフェ

Jazzアルバムの楽しみ方 〜名盤の聴きどころ

2005-12-16

アントニオ・カルロス・ジョビン『イパネマの娘』

今月はアントニオ・カルロス・ジョビンの参加アルバムを紹介しています。

「イパネマの娘」がヒットしたことにより、ボサ・ノヴァが広まり、当然ジョビンにも注目が集まった。そこで録音されたのがこのアルバム。
『イパネマの娘』は日本の題名で、原題は『The Composer Of Desafinado,Plays』、つまり「デサフィナード」の作曲家が自らプレイする、である。 ヒット曲「イパネマ」ではないのにはいくつか理由が考えられるが、アルバムの作り手としてはジョビンを「ボサ・ノヴァの家元作曲家」として印象付けたかったのだろう。というのは「デサフィナード」★は「イパネマ」よりずっと前の、最初のボサ・ノヴァ(1958年発表)の1曲であるからだ。

内容はジョビンのピアノとギターをフィーチャーしたオーケストラ・サウンド。クラウス・オガーマンの編曲がすばらしく、また音数の少ないジョビンのピアノも実にユニークで、ボサ・ノヴァの新しい表現方法のひとつがここで「発明」されたといってもよい。収録曲もボサ・ノヴァ・スタンダードといえる名曲ばかり。

『イパネマの娘/アントニオ・カルロス・ジョビン』1963年録音(ユニバーサル)

 ★名曲の項もご覧ください。


前へ 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 次へ
このページのトップへ  Jazz Cafeホームへ

詳しくはこちらから ビクターエンターテイメントCD UCCいっぴん珈房

Web Analytics Made Easy - Statcounter