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Victor Jazz Cafe - ビクタージャズカフェ

マスターに聞こう!

Q25. ID:betaさんの質問
LPの時代には、例えばブルーノートやインパルスのような、ジャケットにも主張と力があるレーベルがたくさんありましたが、CD時代になってからはサイズが小さくなったせいか、ジャケットに魅力ある作品が少ないように思います。何かガツンとくるようなものはありませんか?

betaさん、いらっしゃいませ。
確かに、CDはジャケットが小さい。まあ、LPに比べて小さいということだけどね。計算すると面積比はCD1に対してLPが6.7ぐらいか…。Compact Discの名のとおりずいぶん小さいな。LPのCD化の場合はLPをそのまま小さくしたジャケットが当たり前になっているけど、31センチ四方のサイズのためにデザインされたものだから、あのサイズじゃないとデザイナーの本来の意図は完全には伝わらないものだよね。逆に考えるとCDにはCDサイズのデザインというものがあるわけで…。なんて、ちょっと今日は固いな。ビールどお?

それはさておき、質問に戻ります。お勧めをとりあえず3枚。どうですか? どれもかなりインパクトありますよね。この3枚はいずれもスティーヴ・バイラム(Steve Byram)によるアートワークです。ちょっと見るだけだとなんだかよくわからないコラージュなんだけど、得体の知れないエネルギーを感じませんか。

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『Till We Have Faces/ゲイリー・トーマス』
(Winter & Winter/海外盤)
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『Summer Fruits/ジャンゴ・ベイツ』
(Winter & Winter/海外盤)
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『アップフロント/デヴィッド・サンボーン』
(ワーナー)


バイラムは1952年カリフォルニア生まれのアーティスト。80年代半ばから10年間ほど制作活動をしていたドイツのJMTレーベル(と兄弟レーベルの日本のBamboo)の作品を多く手掛けて注目されたね(なおJMT/Bambooは現在Winter & Winterレーベルから再発されているが、ジャケットが変わったものが一部ある)。このジャケットがJMT/Bambooの先鋭的な音楽にぴったりなんだ。CD時代にレーベル・イメージの表現としてジャケットにこだわっている(いた)のはJMT/Bambooと、LP時代からこだわり続けているECMぐらいじゃないかな。

ちなみにこのサンボーンだけはレーベルが違うけど、バイラムを起用してまるでJMTのジャケットになっている。気分はJMTだったのか。また、仕掛けもあって、開けてびっくり。ゲイリー・トーマスのジャケットは実は6つに折ってある絵の一部なのね。サンボーンも6倍サイズだけど帯状に長い。CDでもいろいろやれるんだな、その気になれば。


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