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Victor Jazz Cafe - ビクタージャズカフェ

Jazzアルバムの楽しみ方 〜名盤の聴きどころ

2005-11-01

「リラクシン・アット・カマリロ」原題:Relaxin' At Camarillo 作曲:チャーリー・パーカー

『オーヴァーシーズ』の冒頭の疾走感あふれる「リラクシン・アット・カマリロ」は、チャーリー・パーカー(アルト・サックス)作曲のブルース。ビ・バップのオリジネイター、パーカーは、多くのブルース曲を作ったが、歌詞のある「歌もの」ではなく、もっぱらアドリブの素材としてのものだったのでタイトルがテキトー(?)だったり、意味不明のものも多い。だが、この「カマリロ」には意味がある。カマリロはロサンゼルス郊外の地名だが、当時そこには麻薬中毒の療養所があって、パーカーはそこに収容されていたことがあるのだ。パーカーのユーモアが感じられるタイトルだ。パーカーの演奏は『チャーリー・パーカー・ストーリー・オン・ダイアル』で聴ける。
 パーカーが書いた他のブルース曲に比べると、カヴァー・ヴァージョンは多くなく、フラナガンのアルバムがパーカーに比べても最も有名なヴァージョンだろう。他にはジョー・ヘンダーソン(テナー・サックス)、リッチー・コール(アルト・サックス)の演奏がある。

『チャーリー・パーカー・ストーリー・オン・ダイアル vol.1』1946〜47年(Dial/東芝EMI)


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