「イパネマの娘」
原題:Garota de Ipanema(The Girl From Ipanema) 作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン
ボサ・ノヴァの代名詞的な曲で、ジャズにかかわらず多くのミュージシャンがとり上げている。
アメリカの著作権協会によれば、1990年までに「イパネマの娘」が演奏された回数はなんと300万回以上になり、その数字は歴代5位にランクされるというから驚きだ。
しかしながら、オリジナル・ヴァージョンを歌ったアストラッド・ジルベルトの素っ気ないヘタウマ(?)歌唱の印象があまりにも強烈なので、上手い歌手にはかえって違和感を感じたりして…。
ジョビンのアンソロジーCD『ザ・マン・フロム・イパネマ』では、ジョビン本人による94年のピアノ弾き語りが聴ける。こちらの歌声も味のある素朴さが魅力だ。
『ザ・マン・フロム・イパネマ/アントニオ・カルロス・ジョビン』(Verve/輸入盤)