「朝日のようにさわやかに」
原題:Softly As In A Morning Sunrise/作詞:オスカー・ハマースタインII世/作曲:シグムンド・ロンバーグ
ジャズではスタンダード中のスタンダードになっているが、出典は1928年のミュージカル『ニュー・ムーン』の挿入歌である。スアンダード化したのはMJQの1952年の初演以降と思われる。MJQはひんぱんに演奏し、その端正な「ソフトリー」な演奏はMJQのイメージとよく合っていた。
ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン(いずれもテナー・サックス)も録音を残しているが、いずれも激しくブロウするもので、同じ「ソフトリー」とは思えないほど。ジャズの場合、曲名だけでは演奏の内容はまったくわからないものだ。
『ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード/ジョン・コルトレーン』1961年録音(ユニバーサル)