「デサフィナード」
原題:Desafinado 作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン
1958年のジョアン・ジルベルト(ギター、ヴォーカル)がオリジナル。「デサフィナード」とは英語だとoff key、つまり調子はずれの意味。
ニュートン・メンドーサの書いたその歌詞に「ボサ・ノヴァ」という言葉があり、そこでこの呼称が生まれたとされている。「僕の歌を調子はずれというけれど、これがボサ・ノヴァなんだ」というような歌詞である。
ジャズ・ヴォーカリストがとり上げることはあまりないが、インストは少なくない。めずらしいところでは、流行モノとは無縁に思われる大御所コールマン・ホーキンスが早々にとり上げている。もちろん音は外さない。
『ディサフィナード/コールマン・ホーキンス』1962年録音(ユニバーサル)