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Victor Jazz Cafe - ビクタージャズカフェ

Jazzアルバムの楽しみ方 〜名盤の聴きどころ

2005-09-16

「ドナ・リー」
原題:Donna Lee 作曲:チャーリー・パーカー

モダン・ジャズの始祖チャーリー・パーカー(アルト・サックス)のオリジナル曲で、典型的な“ビ・バップ”曲。パーカーは1947年に最初の録音を残しています。ビ・バップのプレイヤーたちは既成の曲のコード進行を借用して作曲することがよくありましたが、この曲もディキシーランド・ジャズでよく演奏される1910年代の曲「インディアナ」のコード進行を元に作られています。また、めまぐるしくアップダウンするメロディは演奏が難しいことでも知られています。ですから「ドナ・リー」を演奏するということは、高度な技術があること、そしてビ・バップに精通しているということの主張とも言えましょう。ジャコ・パストリアスがデビュー作『ジャコ・パストリアスの肖像』の1曲目にこれを持ってきたのは、「オレは“ジャズ”のベーシスト」という宣言だったわけです。多くの録音が残されていますが、ジャコ以降は“ベース奏者がメロディを弾く曲”としてもよく取り上げられるようになりました。

『バード/サヴォイ・レコーディングス(マスター・テイクス)/チャーリー・パーカー』
(コロムビアミュージックエンタテインメント)1947年他録音


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