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Victor Jazz Cafe - ビクタージャズカフェ

Jazzアルバムの楽しみ方 〜名盤の聴きどころ

2005-08-16

「ワルツ・フォー・デビイ」
原題:Waltz for Debby 作曲:ビル・エヴァンス

ビル・エヴァンスはジャズ・ピアノの改革者であるだけでなく、多くの名曲を残した作曲家でもありますが、その代表作が「ワルツ・フォー・デビイ」です。初録音は1956年のエヴァンスのファースト・アルバム『ニュー・ジャズ・コンセプションズ』でのソロ・ピアノ演奏でした。そこではテーマ演奏だけの小品ですが、その後生涯にわたって数多くの録音を残し、エヴァンスの看板曲となりました。
 テーマは題名のとおり3拍子ですが、アドリブに入る時から、あるいは途中から4拍子で演奏するのがエヴァンス定番の展開。本人の録音ではアルバムの項で紹介した『ワルツ・フォー・デビイ』が決定版ですが、エレクトリック・ピアノで弾いた71年録音『ザ・ビル・エヴァンス・アルバム』というのもあります。ヴォーカル・ヴァージョンはトニー・ベネットとモニカ・ゼタールンド(スウェーデン語!)がよく知られており、それらはいずれもエヴァンス本人がピアノを弾いています。
 「デビイ」は作曲当時(1954年)3歳だった姪の名前。エヴァンスは「おじ馬鹿」だったのかもしれませんね。

『ワルツ・フォー・デビイ/モニカ・ゼタールンド(セッテルンド)・ウィズ・ビル・エヴァンス』


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