「ミスター・P.C.」
「ミスター・P.C.」
作曲:ジョン・コルトレーン
『トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン』の1曲目に収録の「ミスター・P.C.」。最初にソロをとるデイヴ・リーブマンの火を噴くような演奏が、数万人の観客をどよめかせているのが伝わってくる。ジョン・コルトレーンのオリジナルで、形式はマイナー・ブルース。1959年のアルバム『ジャイアント・ステップス』に初演が収録されている。タイトルにある「P.C.」とは同アルバムに参加しているベーシストのポール・チェンバースのこと。コルトレーンの演奏はこのアルバムでしか聴けないが、今ではジャム・セッションでもよく演奏される、マイナー・ブルースのスタンダードとなっている。
ちなみに『ジャイアント・ステップス』には『トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン』で演奏されている「ネイマ(ナイーマ)」も収録されている、コルトレーンの代表作の1枚である。
写真『ジャイアント・ステップス/ジョン・コルトレーン』(ワーナー)