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ここで、問題になるのが音の広がり、わかりやすく言えば音域なんだよ。楽器や歌声、自然界の音の広がりは、音が聞こえる 聞こえないは別にして音域は無限大なんだ。ところが、CDには記録できる音域が決まっていて、もともとの全部の音が記録しきれないんだよ。
つまり1リットルしか水が入らない水筒に、2リットルの水が入らないのと同じことなんだ。 |
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(笑)そうだね。じゃあ、あっちゃんはDVDは知ってるよね?
DVDにも音楽用がでているのを知ってるかな?DVDオーディオというのだけど。これもCDと同じデジタルで記録するんだけど、これをまた水筒に例えると、CDが1リットルの水しか入らないとすると、DVDは約6倍の水が入るんだ。つまり、DVDオーディオは記録できる量がCDより多いから、もとのアナログの音源をCDより多い量でデジタル信号に変えて記録しているんだ。
よってCDよりはるかに音がいいんだよ。 |
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そこで、そのDVDの広い音域をCDに詰め込めれば、音がアナログマスター音源に近くなる、つまり高音質になるって、ビクターの技術者は考えたんだよ。CDの普及率は高いから、多くの人に高音質を届けられるわけ。夢があるよね。 |
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もちろん実際は、もっと複雑で高度なデジタル技術を使っているんだけど、原理はそういうことなんだ。デジタル信号の畳み方がこの技術のすごいところなんだよ。それが、今聴いた“K2HD-CD”の音。ビクターの音のこだわりがこれを実現させたんだよ。 |
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DVDオーディオに録音した技術者たちは自分たちの作った音を聞いて驚いたそうだよ。「この音はまるでアナログのようだ」ってね。実は、DVDオーディオの音域も人間の可聴範囲を超えているんだ。でも不思議なことに、人間は、DVDオーディオとCDの音の違いがわかるんだよね。僕が、「よりアナログ感が出ている」って表現したのは「より原音に近い感じ」ということなんだよ。 |
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