12日の金曜日、オーチャードホールも初めてなら、こんな大きなジャズコンサートにお邪魔するのも初めて。
しかも、塩谷哲さんの読み方を知らず、思い切り「しおやてつ」とか言ってました。
初めての時は予習なしで行きたかったので、オルケスタにいたことも直前に知ったり。すみません、オルケスタは聴いてたのに。
こんなへたれ初心者に6列5・6番とかいう勿体ないほどの席で、改めてビクターさんに感謝!!会社のPCはニッパー君壁紙にしてます!
結論から言うと、第1部の最後にやった『Earth Beat』が個人的には最高に盛り上がりました。
ピアノはじめ、最初から最後まで打楽器が大活躍!
勿論、ゲストの溝口肇さんもダブルカルテットのストリングス&ブラスの皆さんもとても素敵だったのですが、打楽器ほど演奏している姿を生で見る甲斐があるものはないと勝手に思っているので大興奮。
大儀見元さんのパーカッションを涙出るほどガン見してしまいました。
ピアノの塩谷さんとドラムスの坂田学さんが同じ動きになっていくのが楽しくて。大人しく座っていないといけないのが辛かったです。
しかもこの後の休憩の合間にピアノの調律をしていたような…。
ライブで見ないと判らないと言えば、サックスのボブ・ザングさんと近藤和彦さん、お2人ともフルートもクラリネットも担当してました。
流石レベル高い!
あと、塩谷さん、MCが上手ですね。
楽器の話や、ゲストを前にした時の展開もスムーズで、ファンの方には今更なのかもしれないけど、ちょっと驚きました。
ゲストの溝口さんも上妻宏光さんも喋りなれている感じで、楽器やNYでのエピソードについて、楽しいお話を拝聴できました。
溝口さんも上妻さんもNYでジャズバーのはしご&飛び込みセッションをしたとか。
溝口さんの『世界の車窓から』はデヴュー翌年から使われていて、しかも当初は前後合わせても数分もなかったとか、色々。
まあ、皆さんよう喋る(思えば全体的にMC時間も長かった気が…)。
1人寡黙だった手嶌葵さんも予想以上にシャイな方で、また歌い方も声質も柔らかくて独特。
その所為か、歌声が楽器に掻き消されてしまうので、今回のアッパーなセッションには不向きだったかな。ちょっと残念。
でも、塩谷ワールド、じっくり3時間堪能させていただきました!
まだまだ幸せな余韻に浸ってます。とりあえずアルバム聴かねば!
天気が良く、週末の夜ということもあり渋谷Bunkamuraオーチャードホールは多くの来場者で埋めつくされ、今か今かと開演を待ちわびるざわめき、そして自分自身の胸の高鳴りを久々に感じました。
ようやく7時、ブザーの合図とともにダブル弦楽四重奏をしたがえたアーチスト総勢15名全員が一人また一人とステージにむかい、そして塩谷哲さんが最後にステージに立つと無言の中でいよいよスタート。
プロローグ曲の‘スケッチ・オブ・ニューヨーク’をかわきりに2曲静から動への臨場感あふれるリズム、音楽はいかにもジャジーなニューヨークの夜をかもし出す生演奏ならではのいきな計らいでした。
コンサートは二部構成で、一部のスペシャルゲストであるチェリストの溝口肇さんが‘眠る木’を演奏された後、トークを取り入れながら、お互いの今日に至る原点ニューヨークでの音楽生活談義に会場内も笑いが生じ、和やかな雰囲気を感じました。
そういった中で演奏されたスティングの‘イングリッシュマン・イン・ニューヨーク’は忘れられないものとなりました。
一部最後5曲目の‘アース ビート’は前半を締めくくる素敵な曲でした。
いったん休憩をはさみ二部のスタート。
次に迎えられたゲストがなんとあの‘ゲド戦記’の主題歌で有名な手嶌葵さんでした。
えっ!手嶌さんがジャズをという驚きでしたが、ガーシュイン作曲の‘サムワン トゥ ウォッチ ミー’、世界的に有名なジャズソング‘ホアット ア ワンダフル ワールド’は彼女の英語語学力、そしてあらためて歌唱力に驚きました。
塩谷さんと手嶌さんのコラボレーションによるジャズソングは最高です。
‘アーセオリー’をはさみ最後のゲスト演奏者、津軽三味線の上妻宏光さんが紹介され、‘津軽じょんがら節’を塩谷さんのイメージによるバック演奏で奏でる三味線の音色、迫力はこれまでにないジャズミュージックとして最高のものでした。
それぞれ異なったミュージシャン、ジャズシンガーと融合する塩谷さんの音楽感性にたいへん驚きました。
そして最後3名のゲストと共演され演奏された4曲、特に手嶌さんの詩の朗読、溝口さん、上妻さんそして各アーチストの独奏によるものは、それぞれのすばらしさ‘スケッチ・オブ・ニューヨーク’を締めくくるべく最高の演出でした。
臨場感あふれる生のライブ、コンサートのすばらしさをあらためて感じさせるすばらしいあっという間の二時間半の塩谷哲さんのコンサートでした。
夫婦みずいらずのすばらしい一日ありがとうございました。
10月13日塩谷哲「スケッチ・オブ・ニューヨーク」with ソルト・アンサンブルの楽しい演奏会に招待頂き有難うございました。
今まで私が聴いていたジャズとは違った塩谷哲さん創造のニューヨークを表現した素晴らしい音楽でした。
また、ゲストの溝口肇(チェロ)、上妻宏光(津軽三味線)、手島葵(Voc)とのコラボレーションは、他では聴く事が出来ない音楽で最高でした。
私がまだ訪れた事の無いニューヨークを創造するに十分な素晴らしいスケール溢れた音楽(ジャズ)でした。
楽しい一日を有難うございました。
10月13日(土)渋谷オーチャドホールの塩谷哲「スケッチ・オブ・ニューヨーク」withソルト・アンサンブルに行ってきました。
ニューヨークの街並みが舞台に映し出され、客席はライトダウン。街の喧騒が流れるなか、ソルト・アンサンブルの入場。白シャツ姿の塩谷哲さん登場!
1曲目は、「Prologue of ”Sketch Of New York”」続いて「The Pale Moon」最初のスペシャルゲストのチェロの溝口肇さん登場。
塩谷さんが好きだという「眠る水」with SALT。溝口さんの愛器「アンジェロ」の重厚な響きと塩谷さんのピアノ。
溝口さんの初ニューヨークのエピソードが披露される。
1ドル=300円時代の27年前始めて行ったニューヨーク。
19階のアパートメントに当時のマネジャーさんと住んでいたときの話。
ちょっと喧嘩して気まずくなり、夜の11時ごろ、外階段にすわっていたら、同じアパートメントの住人(赤ちゃんをのせた乳母車の男性、こんな時間に!)に声をかけられ、ふっと和んだ思い出。
むこうで知り合ったチェリスト3人でライブし、もらった12ドルは今も大事にしていること・・・
人種のるつぼのニューヨークの息吹が伝わってきたエピソードだった。
スティングの「Englishman in New York」、「Enharmonie」と続き、塩谷さんの初期の作品「Earth Beat」で大盛り上がりのうち1部終了。