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Victor Jazz Cafe - ビクタージャズカフェ

マスターに聞こう!

Q10. ID:mashirinさんの質問
マスターに質問です。なんとなくジャズが好きでこれからたくさん聴いていこうと思っているのですが、買いに行くととにかくたくさんあって、どうやって選んでいいかわからないのです。好みというのもまだわからないので、まずコレ聴けというのを挙げていただけますか。楽しいのがいいなあ。

mashirinさん、いらっしゃいませ。
はい、そうですね。音楽はとても個人的な好みがあるから、万人に受けるというのもむずかしいのですが(だからなるべく具体的にね、ってお願いしてたのです)、それもまだわからない人はいるのも当然ですね。それはまずたくさん聴くところからわかってくるんだろうけど、その「たくさん聴く」というのもまずどこからと考えるとなかなかたいへん。失敗したくない気持もわかります。コーヒーの味もそうですよね。当店は濃い目で作ってますが。
で、ガイドブックの類をみると何百枚と紹介されていて、ガイドブックのガイドがほしいくらいだよね。では、ここはひとつマスターを信じてもらって(プレッシャーかかるなぁ)、最初の1枚としてきっと気に入ってもらえるものを紹介します。ジャズとひとくちに言っても編成もソロからビッグバンドまであるし、時代もさまざま。「世紀の大名盤」は実は難しいものも多いしね。

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『キャンディ/リー・モーガン』
(Blue Note/東芝EMI)

トランペッターのリー・モーガンのアルバム『キャンディ』はどうかな。これはトランペットのワンホーン・クァルテット編成。クァルテット、つまり4人編成は基本かつジャズのど真ん中。ピアノ・トリオをバックにトランペットがバリバリ吹いていますが、最初の「キャンディ」というスタンダード曲は特に楽しそうに吹いている。これがまた聴いていて一緒に歌いたくなるようないいメロディなんだ。
リー・モーガンのトランペットは音色も歌い回しもまさにジャズ。ほんとうにすばらしい。まずはそこに耳がいくと思うけど、バックのピアノ・トリオもさりげなく合いの手を入れていたり、聴けば聴くほど発見もあるはず。他の曲も変化があってアルバム1枚はあっという間。中庸ながらジャズのおもしろさがたっぷり詰まっていますよ。ベテランのジャズ・ファンだってこれが悪いという人はまずいないと思う。1957年から58年にかけての録音で、モーガンは19歳! どうぞお楽しみください。ぜひ感想を聞かせてください。


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