2.マスタリング
レコーディング~ミックスダウンされた音は、マスタリングという作業で最終的にCD作品としてまとめられる。
ミックスが済まされた個々の楽曲のマスター(CDならステレオ2ch)を曲順に並べ、レベルを揃え、曲間タイムを決めるといったようなCDプレス・マスター製作のための技術的作業であるだけでなく、最終的な「音づくり・音楽づくり」もここで行なわれる。
近年ではここでのプロセスがたいへん重要視されており、「マスタリング」は音楽制作の最重要ポイントとなっている。
ジャズ・ファンなら必ず耳にしている「リマスタリング」という言葉。これは同じマスター・テープの音源ではあるが、マスタリングによって以前のパッケージとは違う音=音楽に仕上げること。ここでさまざまな技術が駆使されるわけだが、JazzCafeでずっとお薦めしているK2HDコーディングもそのひとつ。マスタリングエンジニアの感性と技術力による音楽の伝わり方の違いはたいへん大きい。
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