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マスターのこだわり第13弾 マスターは見た!ウッドコーンプレミアムモデル

2010年11月8日
マスターのこだわり第13弾 マスターは見た!ウッドコーンプレミアムモデル

青山のスタジオで新商品説明会?

またまたウッドコーンの新商品説明会が開催されるらしい、それも今度はビクタースタジオ。新商品説明会の前にスタジオの見学ツアーもあるとのことで、好奇心旺盛なマスターは、ちゃっかり参加してしまいました。会場に着くと、以前Jazz Cafeにも登場して頂いたビクターエンタテインメント株式会社 ビクタースタジオ長の高田英男さんがお出迎え。今回もまたご案内してもらいました。過去のレクチャー【音のこだわり「マスターのスタジオ見学記」】はこちら。 今回案内されたのは、302スタジオ。この上に以前案内してもらった401スタジオ、隣に301スタジオがあるそうです。まずは見学ツアーの模様から。

302スタジオ

「ここが302スタジオです。ここはピアノ・ドラム・パーカッション、あとはボーカルと、4つのブースがあり、バンド系のレコーディングには最適なレイアウトになっています。ここは生音を大きい音で出しますので、狭い空間ですと、音が飽和してしまいますので、天井の高さをとって、音が飽和しないようにしてあります。このスタジオの音響的な特長は、木の板が張ってある位置までは音をタイトに録音できます。その上にマイクを立てると、非常に響いた感じになり、音を響かせたい時は、マイクをどんどん上げればホールみたいな音になります。逆にドラム等をタイトに録る時は、カーペットを敷いてブースみたいにツイタテで囲みます。」

「録音ジャンルはプログラムの内容によりいかようにでも対応できます。このスタジオはバンド系が多いですね。セッティングに1日、それから音決めして、それで次の日から1週間位、時間関係無しで録音して撤収というようにそんな感じのスタジオです。では下のコントロールルームにいきましょう。」

コントロールルーム

「ここがコントロールルームです。フィンランド製のGENELECモニタースピーカー、1035と言う、クラシックでもジャズを聴いてもわりと標準的な音がします。で、こちらのアナログコンソールが、Solid State Logic、SSLと言われているものです。このスタジオの最大の特長というのは、実はこのNEVEのヘッドアンプなんです。1970年代にルパート・ニーヴがオリジナルで作ったデザインのモジュールですけど、良い悪いは別として、ものすごい特長があるんですよ。でロック系のアーティストとかエンジニアの方には非常に好きだと言われています。」

「こちらはとても古いFAIRCHILD670(真空管コンプレッサー)です。アナログレコードをカッティングする時、溝が大きく振れて針飛びするのを抑えるために開発されたらしく、ジョージ・マーティンとかがレコーディングで使い出して、当然今でもバリバリで使ってますね。バンド系のギターサウンドとかコンプレッションサウンドを使う時には必需品ですね。ここはレコーディングにおける機材変化が一発でわかるスタジオなんです。」

「ウッドコーンは、全スタジオ、全マスタリングスタジオに入ってます。ここでミックスをして最終的にバランスを決める確認で使います。エンジニア達は自分でニアフィールド的な小さいスピーカーを持ってきたりもします。ここに置いてミックスするんですけど、さらに一般家庭とかエンドユーザーのお客様を想定して、シンプルな装置で聴きたいということでウッドコーンが使われることも多いです。ウッドコーンに落ち着くまでいろんな民生機が入ってきたんですけど、フリーのエンジニアやプロデューサーって、自分が好きでその作業をやっているので、この機械を使ってやってくださいとか、試してみませんかと言っても自分がホントに気に入らないと使わないんですよ。そうすると、スタジオから電源も入らないで出てっちゃうってこともあるんです。ウッドコーンは良いものは良く出るし、悪いものは悪く出るので、プロデューサーやアーティストがウッドコーンで聴かせてという場合が多いです。最終確認に近いですね。では、下の方のトラックダウンルームに行ってみましょう。」

トラックダウンルーム

「ここがトラックダウンルームで、上で録った音をミックスするというミックス専用の部屋です。先ほど言いましたように、全部Pro Tools DAWになっています。ので、レコーディングのプロセス、ミックスのプロセスと分けてやるプログラムは意外と少なく、常にファイナルミックスが立ち上がるような形になっていて、レコーディングとミックスが平行することも実はあります。ただここはミックスだけを集中してやろうという部屋で作っています。」

「ラージモニターとミニモニターがありますが、最終的な判断は意外とこの小っちゃなスピーカー(ウッドコーン)で、それもそんなに大きな音は出さないで、大体家庭で聴くイメージを想像して、これぐらいのバランスでちゃんと全体的に聴こえるかすごく気にして作っています。これはアコースティックなジャズの録音限定とかではなくて、普通のJ-POPですね、アイドル系とかも当然毎日やっていますので、全体のサウンドはとっても気にしています。」

「ディレクターやアーティストがずっとここで聴いていると疲れてしまいますので、隣に休憩ラウンジがあります。実はウッドコーンがそこにも入っていて、ここでやっているバランスは向こうでも聴こえるんです。このスピーカー、嘘は無いんですね、、、変な音で録ってしまうとやっぱり良い音出ないんです。ですから、これですごく気持ちよく聴こえる楽曲は、どんな状態で聴いても大きな音楽的なバランスは崩れない、ということを実感しますね。」

ウッドコーン、やっぱりすごいな~。スタジオのコントロールルーム、トラックダウンルーム等、あちこちで使われているんだね!スタジオ内を案内してもらっているうちに、新商品説明会の時間になってしまいました。日本ビクター(株)コーポレートコミュニケーショングループ 広報チームの関口哲史さんの挨拶で説明会幕開けです。

新商品説明会スタート

「本日のメインになります新商品EX-A250の説明会をさせていただきます。今日の出席者の紹介。まず、営業企画グループ長の安富です。もう一人はウッドコーンの生みの親の今村です。そして、最後に先ほどの高田から話をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。」

いよいよ、新商品説明会のスタート。新しいウッドコーンはどんな感じかな、楽しみだなぁ。日本ビクター(株) パーソナルAV統括部 国内営業部 営業企画グループ長 安富稔さんのレクチャーがはじまった。

ウッドコーン・ラインアップ

「まず冒頭私の方から、全体のラインアップと今回のEX-A250の説明、それから商品概要等を話させてもらった後、今村、そして高田という形で進めさせて頂きます。」

「ラインアップです。EX-AK1を皮切りにEX-AR3、これらのブラックモデルでピアノフィニッシュのBK1、BR3、そしてツーウェイ化したAR5、それからシングルコーン・フルレンジとしては最高峰モデルAR7、そして、発売から丁度1年位になりますビクターダイレクト最初の専用機種としてEX-A150という商品があります。それから、iPodスピーカーやスタンダードのミニコンポユーザーである20代、30代の方達へウッドコーンのユーザーの裾野を広げる目的で開発・発売されました4色展開のEX-S1があります。そして今回、高音質でより音楽に、オーディオに拘りのあるユーザーをターゲットにしました、プレミアムモデルとしてEX-A250を発売させていただきます。この商品が一番最高峰になり、ウッドコーン全体のブランド価値を高めたい狙いがございます。」

今回の新商品はウッドコーンの最高峰なんだ!すごそうだなー。

新商品の企画意図

「企画意図です。2003年に発売して以来、音楽をもっと良い音・美しい響きで聴きたい方々から多くの支持を頂いてます。初号機A1の発売から多くのお客様からご意見・ご要望をいただきながら、スピーカーをツーウェイ化、ウーハーを大型化、キャビネット・センターユニットの改良など、様々な改善・新たな開発をしました。そして今回より豊かな・美しい響きを広げるウッドコーンプレミアムモデルとしてEX-A250を発売します。この商品はビクターダイレクト専用機種という位置づけで、高音質を求める音楽ファンにご提案いたします。またユニット単体での発売もあり、現状お持ちのオーディオ機器と組み合わせてお楽しみいただくこともできます。」

「商品概要です。一つ目はスタジオチューニング。開発者とエンジニアが議論に議論を重ねながらスタジオチューニングをしています。これがこのウッドコーンの最大の特長であり、最上位ウッドコーンオーディオシステムという位置づけとなっています。2点目、14.5cmのウッドコーンのウーハー。ここを新しく開発しまして、より高音質な音質を実現することができました。3点目、デザインも重要な位置づけで、シャンパンゴールドというセンター部、それからサイドウッドをつけまして、共振を低減してより安定した音場実現をすることが出来たと考えます。4番目です。ここも我々独自の技術になりますが、圧縮オーディオ信号を高音質化するK2テクノロジー、ここも新たに調整して、再現性が豊かになっていると思います。最後ですけれども、iPod ドック。別売りのオプションですけれども、AC-RS5と接続して、iPodオーディオとしての再生も今回はじっくりご試聴いただけるようになっています。今回ビクターダイレクト限定商品ということで、期間限定の特別予約購入キャンペーンを実施させていただきます。購入特典ですとか、今回EX-A250ならではの新しい販売システムをご提案させていただきます。簡単ではございますが、私の方からは以上です。これからは今村の方からじっくり技術のノウハウをお話させていただきます。よろしくお願いします。」

ウッドコーン最高峰今回の新商品、機能も充実していそうだし!次はウッドコーンではお馴染みのそしてJazz Cafeでもお馴染み日本ビクター株式会社 ホーム・エンタテインメント事業部 パーソナルAV統括部 技術部 開発グループ シニアエンジニアリングスペシャリスト 今村智さんのお話だ。今回はどんなお話が聴けるんだろう?

紙は木から作られる!

「おはようございます。朝早くからお越しくださいましてありがとうございます。では早速ですが始めさせて頂きます。まず、なぜ、スピーカーの振動板に木を使ったか?ですが、以前はスピーカーは楽器でありたいという思いをお話していたんですが、それとちょっと切り口を変えてお話します。スピーカーの振動板を考えた時に、一番ポピュラーで歴史があるのはやっぱり紙なんです。紙はどういう風に作られているかというと、これは木から作られています。木から紙を作る工程におきましては、先ず木をチップに細かく砕いて、それを蒸解釜といってですね、高温で高圧のかかった釜に薬品と共に入れて、繊維をかなりほぐして、それから洗浄して中の物質を出して、均一なものにした状態で抄いて出来上がったのが紙なんです。じゃ、一方、木はどういう成分からできているかというと、繊維系のセルロース、ヘミセルロースとリグニンとの大きく3つの物質で、できています。わかり易いように鉄筋コンクリートに例えると、この鉄筋コンクリートを構成している鉄筋の部分にあたるのがセルロース、鉄筋と鉄筋を結んでいる鉄線にあたるのがヘミセルロース、コンクリートの部分にあたるのがリグニンという物質です。すなわち、リグニンが接着剤の役割を果たしています。まず、木をチップ状にした時点で鉄筋と鉄線がかなりずたずたに切り刻まれ、それから蒸解釜の薬品処理をして洗浄までいくと、中のリグニンというコンクリートにあたる物質がほとんど抜け出てきます。したがって出来上がった紙は均一なんですが、コンクリートからみれば、ホントにスが入ったような鉄筋コンクリートの状態で欠陥建築のような建物になってしまう、これが紙なんです。 ですから、昔からですね、振動板を開発していた技術者であるならば、なんとか紙ではなくて木そのものをスピーカーにしたいという思いがあったわけです。しかしながら、木は異方性な特性を持っていて変形が起き易いという問題がありまして、なかなか量産化できなかったというのが現実です。じゃ、木にはどんな特長があるかというと、3つ挙げられます。・・・」

『木』そのものをスピーカーにするって、ホント大変なんだなぁ。過去のレクチャーもご参考まで。
【ウッドコーンスピーカーの秘密】
https://jvc-jazzcafe-2007.4up.eu/master/topics/topicsdata/detail/id/16115/
【木に着目した他の商品 HA-FX700】
https://jvc-jazzcafe-2007.4up.eu/master/recommend/recommenddata/detail/id/16619/

プレミアムモデル!

「で、今回、プレミアムモデルを開発するにあたってですね、昨年のモデルでEX-A150の上のモデルをやることになるわけですが、A150のどういうところを改善しようかと、“①再生エネルギーの拡大②周波数帯域の拡大③解像度の向上④音場空間のさらなる拡大⑤中音域の厚み”の5つのポイントを課題に挙げまして開発に取り組んでいます。」

「まずは、ウーハーユニットの改善、振動板について。実はEX-A250のシステムは、A150のシステムの構想段階時点でやりたいなという想いがあって、高田さんの所でお世話になって、そこからずっと足掛け2年半位やっていました。当初は持ってきて音を聴かせると、『こんなツーウェイは要らない、3ウェイにした方がいいのでは』と。要はフルレンジであれだけ良い音が出ているんで、大きなユニットを持ってくるとその良いところが全部なくなってしまう、というところで、大分、喧々諤々やったんですけれども、解決のヒントがA150でも採用している異方性の振動板を採用することによって解決できたわけです。また重厚な低音を出すために、ウーハーユニットの止める箇所も増やさないとなかなかついてこれないということで、今回は8本のネジで止めるようにしました。それから端子ですね。金メッキ端子を装備しました。それからダンパーですが、ダンパー形状変更によるリニアリティの向上を実現しました。一応、これだけの内容を変えています。まず、ウーハーが4dB能率が上がっているので、ツィーターもその分あげないと割にあわないものですから、マグネットはネオジウムマグネットに変更しました。で、ちょっと見た目も変えてみたいなというところで、ディフューザーを支えるアームのデザインを変更しました。こちらの端子も金メッキを採用、よりピュアな高域を実現しました。」

「続きましては、エンクロージャーの中ですが、今日はカットモデルをEX-A150とEX-A250の両方を持ってきました。ぱっと見て頂くと、より中の臓物がかなり複雑になっているということがおわかりいただけるかと思います。じゃ、何が違うかというところなんですが、まずですね、ボトムにA150からは竹の響板を採用して、より重心の低いすそ野を広げた低音再生を実現してきました。で、今度は箱が大きくなりましてですね、その時に使っていた2段構造の竹の響板ですとなかなかご利益が少なくて、今回は3段構造の3階建てにしました。なおかつ、パーツも3階建てだけで7個なんですが、さらに追加して9個のパーツでこの響板構造を作って、より重心の低い低音再生とすそ野が広がる低音を実現しているわけです。特にウーハーとツィーターの音の繋がりを改善するために、ツィーターの縦方向に繊維方向を持つチェリー響棒を配置して、新たにスプルースの響棒を配置して、ツィーターの音の広がりや響きを向上しました。また、今回K2もさらにテコ入れしまして、このEX-A250にばっちり合うようにパラメーターを全部やり直して最適化している訳です。」

「続けてアンプの方の説明をいたします。今回アンプの方も解像度等、色々向上させるために色々やっております。まず一番特長的なのは見てわかるように、サイドウッドをつけました。これは木をつけることによって、トップカバーの振動をできるだけ吸収させながら、剛性を上げていこうという考え方です。この振動を対処することによって、奥行や解像度が飛躍的に向上します。あとインシュレーター、これはA150譲りの3点支持なんですが、A150はハイブリット型のインシュレーターを使っていましたが、今回は真鍮無垢の削りだしに変えています。もう一つの拘りは、振動をとる方法としては、振動を吸収するゴム系、シリコン系素材等を貼るとか、昔のハイファイのように重量をいっぱいかけるという方法がありますが、今回取った方法は、異種金属を組み合わせるという方法です。音の解像度、音場の表現力というものを改善しています。それからスピーカーターミナルに金メッキタイプを採用。ワイヤーも今までの18番線のものを14番まで太くして、スピーカーにいく情報量をあげています。」

ウッドコーンEX-A150・踏襲技術

「ここからは、A150からの踏襲技術をお話ししましょう。まず、通常ネットワーク回路がこういったスピーカーの中に入っていますが、これが入ることによってウッドコーンの持つ立ち上がりの良さとか音のピュアなところがかなり阻害されます。今回は、バイアンプ・バイワイヤリングによるダイレクトドライブ方式で、中にネットワークというものが無いネットワークレス・ダイレクトドライブ方式を採用しています。あとウーハーのユニットです。センターキャップを横にはって振動板の強度をあげています。」

「ツィーターの方は、エッジ素材にシルク繊維そのものを使い、艶のあるしなやかな高域を実現、またボイスコイルのところは6NOFCワイヤ純度99.9999%のOFCを使って、よりピュアな高域を実現しています。それから、ドーム振動板の内側に、従来だとポールピースとの反射音対策にですね、グラスウールとかフェルト等を入れているんですがそれだと音の広がりを阻害してきますので、やはりここも木片を入れまして、こちらはスプルース材を入れて、音の広がりと吸音をしています。それから今回もエンクロージャー内部に、メイプル素材の木製の吸音材を使っています。また、デジタルアンプは当社独自のDEUSという形のアンプを使っています。さらに、DVDトレーの部分にも拘って、より振動に強い形ハニカム構造リブやガラス入り樹脂を採用しています。DVDを搭載しているので、HDMIの端子も装備しました。あとは、ビクタースタジオとの共同音質チューニングですね。以上で開発側の説明を終わります。」

今回の新商品は今までのウッドコーンの中でも最高峰に位置づけられているだけあって、新技術と改良された技術と踏襲した技術と、盛りだくさんだ!
次は、スタジオを案内してくれたビクターエンタテインメント株式会社 ビクタースタジオ長 高田英男さんが再登場。

新商品EX-A250とのコラボレーション

「先ず、ウッドコーンをなぜスタジオで一緒にやっているかをお伝えしますね。私たちは毎日レコーディング・マスタリングをして音楽を作っています。これは当然ですが、アーティストが何を考えどんなものを作りたいか、プロデューサーが何をしたいかということを自分たちの技術と感性で、なるべくそれにそった形で作っています。でハードの場合は、今村さん、技術者の方が自分の持っている感性・技術力でどんなスピーカーを作って、どんな風にお客さんに聴いて欲しいかということで作っているのが原点かと思います。ソフト側の私たちの中でも、拘ってマイキングをしたり、ミキシングしたりしてできたソフトが、お客さんがどんなもので聴いているんだろう、本当にここで作ったものがちゃんとお客様に届いているのかな、僕たちは作るだけでなく届けることも必要なんじゃないか、ということを非常に感じていました。でハードの方もそれぞれ先ほど聴いた自分のリファレンスになるCDを持っているんですが、その中で何をもってその音の基準としているのかというのがありましたので、折角JVC全体の中に音楽を作っているこういう部門がありますので、その音を設計されているハードの方と連携する必要があるんじゃないでしょうか、ということで、じゃ、一緒になってなんかやりませんかというのがスタートです。」

音楽制作で活躍するウッドコーンシステム

「先ほどスタジオでご案内したんですが、このウッドコーンはスタジオで音楽を作っている時に使われています。これはとても僕は大事なことだと思います。ただ飾ってある、置いてあるものではなく、本当に音楽の制作現場で使われている、これは有名なアーティストも、本当に自分が座っている所にウッドコーンを置いて、それで小ちゃい音で、最終的なバランスを確認しています。自分の思いとしてはウッドコーンがお客様の手元に届けば、マスターテープのニュアンスみたいなものもちゃんと届くのかなというのを、すごく大事にしています。ここでスタジオチューニングというものがすごくクローズアップされているのですが、実は私たちはそれをサポートしているだけです。今村さんは、ビクタースタジオに来る時に、今日のテーマとして、例えば50項目位、自分の中で全部チェック項目を持っています。それでこれをこうしたらどういう風に僕らはどう反応するだろう?というのを自分の中でイメージしまして、自分のストーリを作っています。で、それを自分たちのソースで確認しながら、1ステップずつ詰めていきます。そういうことを積み重ねて、自分たちがサポートしている(マスターテープはここでしか実は聴けないので)スタジオで一緒になってチューニングしているというのは間違いないんですが、そういうことを全部理解されて、最終的に“作品”ができると思うんです。僕らはよく商品という形で説明されるんですけれども、僕はそれを“作品”だと思っているんです。これは今村さんがこのタイミングで作られた最高峰の“作品”であると思っています。今回、最高峰プレミアムモデルEX-A250ができたので自分たちにとっても、嬉しいということを、是非伝えたいと思います。」

プロのレコーディングスタジオで普通に使われているんだね、ウッドコーン。ハードの作り手のみならず、ソフト制作側の想いも詰まった今回のプレミアムモデルEX-A250。マスターも試さずにはいられないかも。

今日は朝、早起きして良かった!ビクタースタジオとウッドコーン新商品EX-A250の両方を堪能して、充実した1日、いえ半日でした。それはそうと、もっと試聴してみたいなぁ、今回の新商品。名残惜しそうに会場に残っているマスターに、またまた教えてくれました。 JVCケンウッド丸の内ショールームでEX-A250を試聴できるらしい。詳しくは、こちらより。

さて、早速帰ったら、Webショップ・ビクターダイレクトにアクセスしてみようっと。

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