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Master's Topics マスターのこだわり

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2010.10.12

マスターのこだわり第12弾
マスターは見た「EX-S1」!スイートなウ ッドコーン!

マスターのこだわり第12弾 マスターは見た!スイートなウッドコーン!
都内のカフェで新商品説明会?

これまでマスターは新製品発表会のリポートなどを通じて『ウッドコーンオーディオシステム』(以下ウッドコーンコンポ)をひと通り紹介してきましたが、そのウッドコーンコンポの新商品説明会が今回は、なんと、都内のお洒落なカフェで開催されることを小耳に挟んだのです。『なぜ、カフェ?』Jazz Cafeマスターであり、ウッドコーンコンポに人一倍興味があるマスターとしては、こんなチャンスを逃すはずもなく、またもや潜入取材を試みてしまいました。

「なぜ、カフェ?で・・・」そんな疑問と対峙していたらいつの間にか、一軒家風の佇まいのなかなかいい感じの『カフェ』の前に到着。 早速、『カフェ』に、いえ会場に足を踏み入れると、奥に設けられたカウンターに「ウッドコーンコンポ説明会」の文字を確認。 さらに、奥の扉を開くマスターなのでした。

扉の奥は、お洒落な空間が広がっていて、ナチュラルなシェルフには、お洒落な小物がいっぱい飾ってある。ん、その中にiPod/iPhoneが 置かれたコンポらしきものをいくつも発見。これらが新商品だろうか。 部屋のあちこちを眺めているうちに、日本ビクター(株)コーポレートコミュニケーショングループ 広報チームの関口哲史さんからのレクチャーがスタートしたのでした。

3人のサトシさん?

「今日は、広報の関口、デザインの吉村、そして、ウッドコーンにはつきものの今村(ウッドコーン生みの親。“マスターのこだわり”コーナーでもすっかりおなじみですね)、そうそうこの3人、実は名前がサトシといいまして、偶然なのですが(笑)、、、前半40代のサトシ が、後半50代のサトシが説明させて頂きます。」

40代~の男性ファン?

「ウッドコーンとは、スピーカーと振動板に世界で初めて『木』を採用したビクター独自の技術です。このウッドコーンの特長については、後半、今村の説明に任せて、私の方からは『ウッドコーンのコミュニケーションの方向性』を中心にお話させていただきます」

「2003年に世界で初めて発売したウッドコーンコンポ、モデルチェンジを繰り返し現在に至りますが、ラインナップをおさらいすると、エントリーモデルEX-AK1、その上のスタンダードモデルEX-AR3、今年の2月にすこしおもむきを変えてブラックモデルのEX-BR3。 さらに、ツーウェイのEX-AR5やフルレンジのハイエンドモデルEX-AR7。また、一部販路限定ですが、ツーウェイのハイエンドモデル EX-A150、と言った形で、特に男性のオーディオファン40代、50代、60代の方にウッドコーン、愛されています。」

へー、そうなんだ。 マスターもウッドコーンを愛するその一人なわけですね。

これがウッドコーンなの?

「今日、ご紹介するのは、エントリー層、一般的な20代~30代のiPodスピーカーを使っていたり、普通のミニコンポを使っていたりするユーザーさんに向けてご提案するEX-S1です。iPhone4にも対応しています。今までのモデルよりお求めやすい価格設定になっています。」
「先ほど説明したウッドコーンコンポは、40代以上の男性ファンの方が多いので、個室や書斎でじっくりと音楽を聴いていただく、そういったシーンが多かったかと思います。今日、ご説明するEX-S1は、個室や書斎だけでなく、リビングやダイニング、趣味の部屋、などで音楽をより身近に感じていただくことをご提案する商品です。」

「たとえば、ここは実はキッチンなのですが、その上にポンとこのコンポをおいて、珈琲を飲みながら音楽を聴いていただくとか、自分の部屋でBGMを聴いたりとか、そういったスタイルが提案できるかなと。ウッドコーンの裾野を広げるエントリーモデルではあるのですが、今までipodオーディオを使って頂いているお客様にさらに1ランクアップの音をご提案するこだわりのオーディオシステムになっていると思います。」

なるほど!だから今回のEX-S1の商品説明会の場所が『カフェ』だったんだ。マスターも納得!

ウッドコーンコンポのデザイナーさんのお話

次は、2人目のサトシさん、日本ビクター 経営企画部 デザイングループ クリエイティブスタジオのデザイナー吉村智至さんからデザインについてのレクチャーです。

自宅がカフェ?

「最近、ライフスタイルの中でカフェのようなオシャレでくつろげる空間を自宅のリビングやダイニングで楽しむ方が増えています。お気に入りのインテリアや小物に囲まれながらなごみの時間。その際にやはり欠かせないのが自分にとって心地よいと感じる音楽です。気分に合わせ、お気に入りの音楽を“いい音”で楽しみたい。そこで、今回の新商品は、今までのウッドコーンの技術をいかしながら、ライフスタイル変化に合わせ、インテリアにフィットするデザインを展開しました。」

「インテリアにフィットさせるデザインのポイントは3つあります。1つ目は、『Low style design』。インテリアにお気に入りの小物家具をおくような感覚を大事にしました。一般的なオーディオに見られる、システム全体の高さがあるものや、センターは低くスピーカーが高い凸凹したプロポーションとは異なり、低くシンプルでフラットなデザインは、カフェテーブルやローボード、シェルフなどのどの様な場所でも、圧迫感をあたえることなくインテリアにフィットするデザインです。2つ目は、『Simple X Stylish design』。 センターユニットのフロントは表示部とボリュームを横長にくくり、シンプルさとロースタイルを際立たせました。また、ミラー仕上げの表示部とボリュームリングはボリュームのイルミネーションとあわせて、さり気なく上質感を演出しています。トップパネルは一枚のパネルで構成されていて、手前に向かってやさしいカーブで絞り込まれた形状が特徴です。一般的なコンポのつくりはフロントとリアで構成されているので、上から見たときに継ぎ目や素材の違いなど、煩雑さが目立ってしまいます。今回、どの位置からの視線に対しても美しく見えるように、構成にも気を配りデザインしました。そして、このカーブ上にやさしく人を出迎えるようなコントロールパネル、カーブの先には今回のメインソースであるiPodやiPhoneがダイレクトに接続できるドックをレイアウトしました。空間と機器、人と機器の自然な関係を意識した心地よい存在感がインテリアにフィットするデザインです。」

「3つ目は、『4 style color design』。 より多くのインテリアシーンで楽しんでもらえるように4つのインテリアスタイルにフィットする色を選びました。 1つ目は『Natural style』。白木の家具やフローリングなど自然なぬくもりを感じさせる素朴なインテリアにはホワイトと白木のコンビネーションの“ナチュラルウッドモデル”が籐や麻などの小物と共に空間を優しく演出します。

2つ目は、『Simple style』。ピュアホワイトで清潔感あふれる洗練されたインテリアには“ホワイトモデル”がインテリアの統一感をより引き立ててくれます。この白い空間では窓から見える空の青やハーブなどの緑、そしてウッドコーンの自然な色合いが映える空間を演出します。3つ目は『Modern style』。ブラックやダークな木目の深みのある色調のインテリアには、ブラックとダークウッドのコンビネーションの“ブラックモデル”が上質で落ちつきのある空間を演出します。」

スイートなウッドコーン!

「4つ目は、『Sweet casual style』。 女性に支持されている人気のカラーとしてピンクを今回、提案色としました。大好きな色で満たされた空間を、この”ピンクモデル“でより自分らしさを華やかに演出してもらいたいと思います。この3つデザインポイント・インテリアに心地よくフィットするスタイリングとカラーで、EX-S1 の魅力をより幅広いお客様に伝えていきたいですね。」

そうなんだ、だから4色もあるんだね! ウッドコーンコンポで癒されながら、インテリアでまた癒されるってわけね。

いよいよ今村さんの登場

いよいよ、3人目のサトシさん、日本ビクター ホーム・エンタテインメント事業部 パーソナルAV統括部 技術部の今村智さんからの開発についてのレクチャー。今日はどんな話が聞けるんだろう?

「私の説明は基本的に、開発といっても音のこだわりの部分を説明したいと思います。先ずはウッドコーンの入れ物の話から。」

ウッドコーンではお馴染みの今村さんのレクチャーが始まった。。。 マスターは、前に今村さんにレクチャーしてもらったお話を思い出しつつ(スルメのお話ほか色々・・・)、その語り口にまた聞き惚れてしまいました。

過去のレクチャーもご参考までに

https://jvc-jazzcafe-2007.4up.eu/master/topics/topicsdata/detail/id/16115/

「ウッドコーンは、2003年の11月にEX-A1というモデルに搭載しました。 振動板が従来のものとは違いまして、木目がそのまま浮き上がるものですから、非常に見た目で評判になりました。 なおかつ、出てる音が今までと圧倒的に違う、立ち上がりも早いというところで評価も非常に良かった。 最初にお話があったように、現在ではラインナップが増えまして、今日ご紹介するのは、エントリーモデル、EX-S1として、開発を進めておりました。」

「ウッドコーンの特長である振動板の性能を、いかにめいっぱい引き出してやるかが、『良い音』につながってくるわけで、ここに最大限の努力と工夫をしております。まずは実際に曲を鳴らしてみましょう。まずはJAZZを1曲聴いていただきます。」

おお!ボディの愛らしさとは相反して、やっぱりウッドコーンコンポの音だ!

「いかがだったでしょうか。こんな小っちゃなスピーカーですけど、かなりの音場空間が出ているでしょう。どうやってこういう音を出しているかの説明をしますね。通常、このクラスのコンポのスピーカーは、大抵キャビネットまわりの板がポコポコっと取り付けられていて、中には何も無いのが普通です。しかしながら、このEX-S1では、本当に豊かな音を作るために、いろいろな補強を中に入れて、ピュアな音を実現しているわけです。」

「さらに、普通スピーカーはたてて使います。今回は先ほど説明があったように、デザインのこだわりもありまして、あえて高さを低く抑えて横にしました。 横にすることで普通は上の響きがすこし犠牲になるわけですが、EX-S1はバッフル面の外側と内側に 1本ずつ、チェリーの響棒を使って、上下方向の音の広がりを確保できたわけです。

だから、スピーカーが横向きなんだね。

こだわりにこだわって更にこだわったウッドコーン

「ユニットについてですが、ウッドコーンの良さを出すために、ひずみを抑える必要があります。 ポールピースの上の銅キャップ、これを追加して、ひずみを抑えるのと同時に、高域の特性を改善しています。これと同時に、ボイスコイルも平角のOFCのボイスコイルを4層で巻きまして、低音の駆動力をあげているんです。更に、高域の音の広がりや中低域のレンジ感を向上させ、また全体的にスケールが大きくなるように、ダンパー部がリニアに反応するような工夫もしています。」

「更にこだわりまして、内部の配線にもピュアなOFCのワイヤを使って配線をしました。スピーカーケーブルも18番線のOFCを使いました。 また、さらなる高音質化を実現するために、高音質コイルを採用し、中のオペアンプについては、上位モデEX-A150で使ったオペアンプを採用しました。もう、こだわれるところには全てこだわって、よりピュアな音が再生できるような形で構成しました。」

す、すごいなー、今回のEX-S1も。 エントリーモデルなの?ホントに。

「機能としては、ipod/iPhone対応というところでやってきています。それからUSBの再生もできるようにしました。 出力は、エントリーモデルですが、20W + 20Wと言う出力も確保しました。 説明は以上ですが、最後にですね、あと女性ボーカル曲と男性ボーカル曲を1曲ずつ聴いていただきます。」

はい、まとめです。
いや~、かなり心にグッとくる音を聴いてしまいました。 こんな小さいスピーカーのどこにそんなパワーがあるの?と。それはこのレポートを読んだみなさんにはもうおわかりですね。ウッドコーンコンポの進化はまだまだ続きそうですね。次回の新商品説明会も今から楽しみです。さぁて、リラックス気分になったところで、珈琲を頂いておいとましましょう。

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