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Master's Topics マスターのこだわり

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2010.2.19

第10弾 進化したウッドドームユニット搭載のヘッドホン「HA-FX700」 その4

マスターのこだわり 第10弾 その4
その1その2その3その4その5

今回は読者のモニターレポートの紹介です。忌憚のないご意見ありがとうございました。マスターもなるほどと思うことがたくさんありまして、またじっくりと聴き直してみたくなりました。全体としては、みなさん「HA-FX700」の音には満足のご様子。開発チームもホッとしているのではないでしょうか(笑)。
3人のうちおふたりが「思わずずっと聴き入ってしまった」とのことだけど、その気持ち、わかるなあ。マスターもそうでした。「いい音」は他のことを忘れさせちゃうんだよね。こないだも電車乗り過ごしたし…。それはさておき、さっそくレポートを見ていきましょう。

■みなさんからもご意見募集中です。
進化したウッドドームユニット搭載のヘッドホン「HA-FX700」モニター

fukuchan1967さん

手元に届くまでのメイン機はHP-FXC70(約1年、週末を除く、ほぼ毎日約2時間使用)
→fukuchan1967さんの“いろいろ聴いてみた”はこちら

★最初に手に「HA-FX700」をした時の印象、デザインと質感
Webサイトなどの写真や、「HP-FX500」の上位機種ということもあって、筐体はもう少し大振りなイメージがありましたが、想像以上の小ささにはびっくりしました。
箱から取り出して、手に持った時に感じる適度な重さは、これから鳴らされる音に対する「期待」を、一聴後は「手応え」「信頼感」を感じられるものになりました。
また、金属と木の絶妙な調和は、所有感を満たしてくれる気がします。

★装着感
左右を間違えやすいかな、が、第一印象。
「HP-FXC70」の抜群のホールド感に慣れた身としては、安心感に欠ける事は否めませんが、実際に着けた時には違和感はさほど感じられませんでしたので使い続ける事でいずれ解消

されると思います。タッチノイズが全くと言っていい程無いのには驚きました。

★音の印象
ヘッドホンを試聴する際に自分がベンチマークにしている、John Coltrane の"Giant Steps"をまず最初に聴きました。
「HP-FXC70」では「カーテンの向こう側で」鳴っているように聴こえたウッドベースの音が、「今、目の前で」鳴っている感じを覚えました。

帰宅直後に視聴したのですが、あまりの楽しさに着替える事さえ忘れ、15分ぐらいDAPの中の曲をあれこれ聴き続けていたため、家内に呆れられてしまいました(笑)。

自分は「鳴らし込んでからがそのヘッドホンの本当の音」と思っているので、これだけの音を最初から出してくれると、先々がとても楽しみです。

最初は『ジャイアント・ステップス』でしたか。マスターも聴きました。コルトレーンの吹きまくりに呼吸が止まりませんでした? あのリアルな録音が「HA-FX700」でいっそう「生」っぽく迫ってきますよね。これ、ポチっとやるとLPのA面分は一気に行っちゃいますよ。

nihedonさん

→nihedonさんの“いろいろ聴いてみた”はこちら

待ちに待った「HA-FX700」が宅急便で送られて来ました。 黒くて小さい箱は高級感たっぷりで、何か私の結婚指輪の小箱より値段が高そうなものが入っていそうな気がするのは、気のせいでしょうか?

箱の蓋を開けてみると、「 それ 」が、いましたよ。
「 おお~、 これか~。」
これが噂の「 ウッドドームユニット搭載イヤホン 」ってやつなんですね。
目で見ると確かに外観が「 木 」でできています。
イヤホンを木で作るという発想は、自分には全く無かったので、本当にこういうものが製品化されたと言う事に改めて驚かされます。

早速耳に入れてみたら、何の違和感もありません。
違和感が無いどころか、逆に今までのイヤホンの方が、人間の身体にそぐわない非自然な物なんじゃないかと思えてしまうほど。

このイヤホンを使って、まず最初に何を聞こうか?
悩みました。 Jazz Cafe だから、やっぱり Jazz?
いや、それはきっと他の方が書くでしょう。
意表をついて、ここ1年間位聴いていなくて、ちょっと聴いてみたかった「 Lez Zeppelin 」を聴く事にしました。

スイッチオン!
おおおおおおおおお!! ライブハウスだあっ!!!!
ライブハウスだよ、これはっ!!
自分がすっぽりと音の世界に取り巻かれてしまい、外の世界を完全に忘れる、あのライブハウスにいるのと同じ感覚を覚えました。
ヴォーカルのサラ・マクレランの歌声が、自分の耳の側に顔を近づけて囁いているように感じられて、ゾクゾクです。

愕然としました。 イヤホンを変えただけでこんなに違う!?
これは見ただけでは絶対に分からないですよ。
今まで散々家で聴いて来たCDが、全く違った空間を創出してくれる!?
まさかここまで最初から違いが明瞭に出るものとは想像もしていなかったので、ただただビックリでした。

ちょっと忙しいので、最初の1曲だけ聴こうと思っていましたが、最後の10曲目まで全部聴いてしまい、また1曲目からリピートしてしまいました。
息子が帰って来て、私に声を掛けたらしいのですが、それにも全く気が付かない程、音の世界に没頭してしまいました。

これは・・・・・・・・今後、寝不足必至ですね。
私が持っているCDを全部聴き直したく思っちゃいましたもの。( 笑 )
これから毎日聴いて、さらに発見した事が有れば、またレポートします!

そうそう、オーディオ装置を変えると、持っている音源全部聴き直してみたくなりますよね。「HA-FX700」は安価とは言えないけれど、愛聴盤全部をリマスターCDに買い替えるのに比べればずいぶん安い、なんて考えもあるな。

sweetjinsanさん

→sweetjinsanさんの“いろいろ聴いてみた”はこちら

1.外観とデザイン
見た目の第一印象としては、視覚的にかなりの高級感を感じる外観で好感を持ちました。
その理由として、今までのミニヘッドホンにはない落ち着いた仕上がりの木目の外観です。そして、その木製ハウジングの端部にバランスよく配置されたシルバーのリングが木の質感を引き立たせています。
更に、コード付け根部分にもシルバーとゴールドのリングを配置し、ミニヘッドホン端部のシルバーオーナメントの中心部にもゴールドのメッシュが配置されています。これにより全体をしめる木目色とのバランスが非常に良く、ゴールドをうまく使って、ぱっと見ただけで全体の高級感を感じさせます。装着した状態では高級感により落ち着いた雰囲気が感じられます。

全体を通していままでのミニヘッドホンではなかった高級感があり飽きのこない大人っぽいとても良いデザインだと思います。

ここで、ミニヘッドホンでいつも感じていることを一言。ミニヘッドホンって装着するときにいつも左右のLかRをチェックして着けるのですが、これが結構煩わしいのです。今回の商品もLR分岐部分に突起で判別できるように配慮されていますが、私的には例えば「HA-FX700」で言えば、R側のコード付け根のゴールドリングをレッド色にしてもらうと、いちいちRLを探さなくても視覚的にすぐわかるので、すごく使いやすくなります。

2.装着感
インナータイプとしてはサイズ違いと材質も二種類のイヤーピースが付いているので自分に合ったものをえらぶことができるので違和感のない装着感が得られます。最初手にした感じでは見た目の木目の質感からはちょっと重量感があるなと思ったのですが装着した感じは脱落感もなくしっくり来ました。

それとミニヘッドホンを使う上でコードの絡まりが結構やっかいなのですがLとRのコードはもう少し硬めで腰があった方が絡まりにくく、ハウジング付け根のガイドチューブ部分での屈曲が抑えられると思います。付け根のガイドチューブももう少し柔らかくなればさらにコードへの負荷が低減されると思いました。とても気に入っているのはコードの長さが約80cmで程よい長さになっている点です。延長時は延長コードが付属しているのでとても使いやすいです。

3.付属品
付属でL型ミニプラグの延長コードが付いていますが、これは的を得た付属品で多いに満足です。L型のミニプラグアダプタは探しても以外とあった商品が無いので、今回付属部品にコード付きのL型プラグアダプタがあったので本当によかったです。

キャリングケースは高級感があって良いのですが、個人的にはこのミニヘッドホン収納部の形どりはもっと大きく隙間の余裕をつくった方が出し入れが簡単で格段に使いやすくなります。

4.音質
さて、楽しみにしていた音質です。まずは最初の音質の印象は一言で「クリアかつ繊細で広がりのある綺麗な音」です。音源の広がり感と、再生音域が広いのがすぐわかりました。特に音域とその解像度がすごくいいです。いままでのミニヘッドホンで、もやっとして何か被さっていたような音が(このミニヘッドホンで聴いて気づかされたのですが)その覆いが無くなりストレートに抜け出てきて今まで聴けていなかった音がでているのに驚きを感じました。特に高中音の音域がすばらしいです。低音もしっかりと出ていて無理に強調しているところがなくて音源に近い感じがします。

いままでミニヘッドホンでは感じなかったこととしてこの「HA-FX700」はうまくいえないのですが「ツヤと深み」を感じます。これはいままでに無い発見で感動ものですね。最初の印象としては音域でのバランスが良く、広がりと透明感がありオリジナルの音質にとても近いように感じました。

未だパッケージから取り出してすぐなので全体にメカニカルでハードな質感も若干感じられますがこれからウッドドーム振動板のエージングが進むと更に魅力ある音になっていくと確信しました。これからじっくりジャズ、クラシック、ヴォーカルを音源にもこだわって聴いてみたいと思います。

HA-FX700」は「ウッド」な「楽器」だから、長いつき合いができそうですね。エージングで音がどう深まっていくのか楽しみですし、外側もウッドだから、そちらもいい味が出てきそう。

マスターのひとこと

いかがでしたか? 「生の声」からは(いいところも、そうじゃないところも)「HA-FX700」のいろんな姿が見えてきたと思うけど、3人ともとても楽しんでいる様子が感じられるね。ところで、3人が共通して気にしていたことがあるのに気がついたかな? それは「装着感」。「音」はオーディオとして最も大切なことだけど、ヘッドホンはそれだけじゃないってことなんだね。みなさん良好な感想だったけど、耳穴サイズ・形状の個人差を考えるとこれはなかなかすごいことじゃない? 誰にとっても気持よく、いい音で聴けるんだから「HA-FX700」は包容力(?)があるんだな。

さて、読者ユーザーの「HA-FX700」モニターレポートは、このあとも紹介していきますが、今回の試聴でマスターがいちばん驚いたのは、こんな小さな装置ひとつが音楽生活を大きく変えてしまえるということ(もちろん「HA-FX700」の高いクオリティがあってのこと)。「HA-FX700」があれば音楽生活(大げさに言えば人生だ)に新鮮な風が吹きますよ。ぜひお試しを。

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