サイトに流れている新譜アルバムについて
マスターが詳しくご紹介しています。
今月の試聴アルバムに加えてはいかがでしょう?
- スティーヴン・ロシート『ナイト・アンド・デイ~シナトラに捧ぐ』
- 今やわざわざ動画投稿サイトと説明もつける必要もないくらいに日常のツールとなった「YouTube」。そしてそこからたくさんのスターが誕生していることも、すでに特別なことではなくなった。世界中のたくさんの目と耳が集まるだけに、そこで大きく注目されるということは世界規模で話題を巻き起こす。今回紹介のスティーヴン・ロシートもYouTube注目組のひとりだ。
- VARIOUS『うたジャズ』
- 今月の新譜は、『うたジャズ』。ああ、なんとすっきりとしたタイトルなんだろう。要するにジャズ・ヴォーカルのコンピレーション・アルバムなんだけど、「○○○なジャズ・ヴォーカル」なんかじゃなく、とにかく「うた」の「ジャズ」ということなのね。
- マーカス・ミラー『ルネッサンス』
- 今月紹介のアルバムはマーカス・ミラーの『ルネッサンス』。スタジオ録音のアルバムで見ると、前作『フリー』は2007年の発表だったから約5年ぶり。
- エリザベス・シェパード『リワインド』
- ヴォーカリストでピアニストのエリザベス・シェパードはこれまですでに4枚のアルバムをリリースしており、うち3枚は日本でも発売、来日公演も行っている。ただ、「世界中のDJが注目」といったクラブ系ミュージシャン的な紹介が多かったようで、ジャズ・ファンにはもしかしたらなじみの薄い名前だったかもしれない。
- グレゴア・マレ『グレゴア・マレ』
- 今月の新譜は、ハーモニカ奏者のグレゴア・マレのファースト・アルバム。ハーモニカ奏者というと、まず誰を思い浮かべますか? ジャズ・ファンならトゥーツ・シールマンス、ポップス/ソウル・ファンならスティーヴィー・ワンダーでしょうか。では次は? そこに挙がる名前がこのグレゴア・マレでしょう。
- 小林香織『SEVENth』
- 今月の新譜紹介は、今や日本を代表する女性サックス奏者・小林香織の7枚めのアルバム『SEVENth』。「日本を代表する」というのは誇張じゃないよ。アジア各国での人気がすごいというのは1年前の前作『PRECIOUS』の紹介で伝えているけど、そこからさらに人気はうなぎのぼり。
- キャンディー・ダルファー『クレイジー』
- キャンディ・ダルファーの出世作『サックス・ア・ゴー・ゴー』がブレイクしたのは1993年のこと。新人なのにタワー・オブ・パワー・ホーンズやメイシオ・パーカー&JBホーンズという大御所を従えて、それはそれは強烈なインパクトだったのをよく覚えてる。
- ヘイリー・ロレン『ハート・ファースト』
- 昨年秋の『アフター・ダーク』からほぼ1年、ヘイリー・ロレンの新作が届いた。その間に彼女は2回も来日しライヴを行なっていることからもわかるように、日本での人気は急上昇中である。
- noon『ワンス・アポン・ア・タイム』
- noonはジャンル分けすれば、迷うことなくジャズ・ヴォーカルなんだけど、いわゆる伝統的なジャズ・ヴォーカルとはちょっと違う。歌唱スタイル、例えば大胆なフェイクや、スキャットばりばりとはかなり違うし、また、例えば紫煙漂う夜中のジャズ・クラブみたいなイメージからも遠い。
- 渡辺貞夫『カム・トゥデイ』
- このアルバムは渡辺貞夫の、音楽活動60周年記念アルバムとなる。1951年に上京し、プロとして音楽活動を始めて60年、1961年の初リーダーアルバム『渡辺貞夫』の発表から50年。なんとこれが71作め、常に日本のジャズ・シーンを引っ張り続けてきた渡辺貞夫の活動は、今もまったく衰えることはない。