「カフェの雰囲気でジャズや音楽の楽しみ方をご提案」
ジャズカフェ Powered by JVCKENWOOD

マスターの愉快な仲間達をご紹介！
各JazzCafe店舗のこだわりを取材させていただきました。

施行からインテリアまですべてマスターが手がけたという。明るい店内は、女性のお客さんが多く、手作りのケーキセットも人気だ。

お店を始めたきっかけは？

大好きなジャズのお店を出したかったのですが、昔ながらの「THEジャズ喫茶」ではなく、今の若い世代の方へ新しいジャズを聞いてもらいたかったんです。

阿佐ヶ谷に出店したのはなぜ？

阿佐ヶ谷は毎年ジャズのイベント「阿佐ヶ谷ジャズストリート」があります。今年（2012年）は10月26日〜27日ですが、その日は町全体がジャズ一色になり、その活気が好きで阿佐ヶ谷を選びました。

人気メニューは？

ビーフシチューと自家焙煎珈琲を目当てに来るお客さんが多いです。

「Misty」マスター　中田秀雄

マスターの１曲は？

Erroll Garner「PLAY MISTY」

この曲の思い出は？

美しいピアノの旋律が好きで、店名にピッタリと思いこの曲から「Misty」をいただきました。

お客さんへ一言

女性や若い世代の方も勤め帰りなどにリラックスする場として立ち寄ってもらいたい。

　JR阿佐ヶ谷駅を降りてすぐ、パールセンター（アーケード商店街）を３分ほど歩くと珈琲の良い香りで思わず立ち止まる。それもそのはず、お店の前でちょうど珈琲豆の焙煎中。そしてJazzが聞こえてくる。店頭には、手作りシフォンケーキやスコッチケーキ、淹れたてのアイスコーヒーなどが販売されている。後々聞いてみると、シフォンケーキは１日に100個売れることもあるのだとか。
　店内に入ると、南仏を思わせるグリーンやドライフラワーの配置、アイアンの装飾などナチュラルな雰囲気の一方、BGMのJazzや本物のサックスやLPなどJazzの小物が不思議に同居している。このお店には、我々が想像する昼間でもライトを落とし寡黙なマスターがいるジャズ喫茶の概念はない。商店街という土地柄から買い物帰りのご婦人や仕事の合間に休憩に来るOLなど、女性客が多い。知らず知らずのうちに日常生活にJazzがあった。というようなシチュエーションをうまく演出しているかのよう。
　このお店で特筆すべきは、フードメニューの多さだ。まるで老舗の洋食屋にでも入ったかのようなラインナップ。ピザやサンドイッチなど軽食の種類も多く、ストロガノフ、ビーフフリカッセ、煮込みデミグラハンバーグ、ビーフカツなどの料理も充実。化学調味料を一切使わず、無農薬野菜を中心にじっくりとやさしい味で仕上げるという本格派。しかも五穀米やトースト、サラダのセットで頼んでも600円前後というから驚きだ。一番人気というビーフシチューは、酸味・コク・甘みのバランスがすばらしい。BGMにはラテンから比較的新しいJazzを中心にセレクトしているというマスター。早く仕事が終わった日には、絶品洋食をいただきながらJazzを感じるのも良いのでは。夜はハートランドやワイン、ミスティーモヒートなどオリジナルカクテルなどのアルコールも楽しめる、用途が広がる一軒である。