Jazz Column -Jazzコラム- オススメのアルバムを見つけたい人はこちらへ。 今日にまつわるアルバムやジャズの名曲とその名演アルバムをご紹介します。 会員の方は、ログインしてページをご覧いただくと、1日1回Cafeポイント1CPが貯まります。

Jazz masterpiece Jazz名曲アルバム

ジャズの名曲とその名演アルバムをマスターが紹介。
会員の方は、ログインして一覧ページをご覧いただくと、
1日1回Cafeポイント1CPが貯まります。

曲名検索はこちら

「ココ」その1
『On Savoy vol.1/チャーリー・パーカー』

これぞビ・バップ
これは「ビ・バップ」と呼ばれるジャズのスタイルの典型なのだが、初めて聴いた人には何が何だかわからない演奏かもしれない。チャーリー・パーカーのアルト・サックスとディジー・ガレスピーのトランペットが掛け合いのテーマを吹いたかと思うと、ものすごいスピードでソロが始まる。それはまさにあふれ出る音の洪水。あっけにとられているうちに終わってしまう猛烈な勢いなのだが、このソロが「即興」で吹かれているなんて信じられないかもしれない。でもこれが書かれたものだったとしても、誰もこんな勢いでサックスを吹けはしないだろう。これがジャズの即興演奏に革命を起こしたパーカーの天才。ひとたびこの魅力にはまるともう抜け出せない。

このアルバムには「ココ」がもう1テイク入っているが、それは演奏が始まってすぐにプロデューサーが口笛を吹いて演奏を止めてしまったもの。そこでは「ココ」のテーマのあとに、パーカーは「チェロキー」のテーマを吹いているのだ。じつはこの曲のコード進行(曲の枠組み)は「チェロキー」を借りたもの。つまり、「ココ」という曲は「チェロキー」のイントロとして演奏されたものだったのだが、プロデューサーは演奏を中断させ、次のテイクではテーマはそのイントロだけを吹かせ、ソロに入らせた。イントロを「ココ」という曲にしてしまったというわけだ。ビ・バップはアドリブが勝負どころだから、まあテーマはなんだっていいということなのだ。冗長な「チェロキー」を吹かなかったことで演奏は凝縮し、ますますアドリブの切れ味が際立ったと考えると、プロデューサーは的確な判断を下したと思えるが、じつは「チェロキー」の著作権使用料を払うことを嫌ったからと伝えられている。でも「ココ」の著作権使用料は払うことになるのだから、これは誤りとも思うがどうか。1945年録音。
写真1:『On Savoy vol.1/チャーリー・パーカー』(Savoy)

新規会員登録/製品ユーザー登録
Jazz Cafe 公式Facebookページ
新「ウッドシリーズ」スペシャルサイト

新たな木製パーツ細部に搭載した、原音に迫る新「ウッドシリーズ」が進化して登場!美しい響きと自然な音の広がりを実現し、ハイレゾ音源までも忠実に再現するインナーイヤーヘッドホン

JVC

SU-AX7 スペシャルサイト

毎日の音楽がここから生まれ変わる。一度聴いたら、もう戻れないポータブルサウンドの新時代へ。

JVC

K-series スペシャルサイト

原音再生をコンセプトにしたKシリーズからハイレゾ対応モデルが登場!情熱が沸き立つ音を聴きたいリスナーと、アーティストの想いを結んだ新ラインアップをご紹介。

KENWOOD

Web Analytics Made Easy - Statcounter