「カミン・ホーム・ベイビー」
■7月はK2HD CDで発売中の渡辺貞夫のアルバム収録曲を紹介します。
『渡辺貞夫フィーチャリング・チャーリー・マリアーノ』 は、多くのスタンダード曲が収録されている。そのオープニングを飾るのは「カミン・ホーム・ベイビー」。フルートのハービー・マンの61年の演奏がオリジナルだ。作曲はマンのグループのベーシストであるベン・タッカー。そのファンキーなノリで、ソウル・ジャズの代表的スタンダードの1曲として演奏され続けている。ナベサダ&チャーリーの時代からもずいぶん経つが、少しも古さは感じられない。
最近では2003年にデイヴィッド・サンボーンが『タイムアゲイン』の1曲目でとり上げ、そのファンンキーな魅力が再び注目されたのが記憶に新しい。
写真:『タイムアゲイン/デイヴィッド・サンボーン』(ユニバーサル)